2021/09/01 10:55

● 評価の方法は絶対評価にする。処遇上の評価区分は相対区分にしない。

 「評価の方法は絶対評価にする。処遇上の評価区分は相対区分にしない。」ためには、人事考課と処遇との連動について、工夫することが必要です。
  
 処遇のための原資はある程度決まっています。それを従業員に配分するわけですから、「取り合い」の仕組みになるのは致し方ないことです。それを、どのように表現するかが大事です。
 
 大企業で取り合う相手が多くある一定の水準の高い金額を保証された上で、それ以上の分を「取り合う」のであれば、「取り合いの仕組み」はプラスに働きやる気にも結びつくこともありますが、そうでない場合は、職場風土が悪くなってしまうことが多いようです。
 
 すなわち、取り合う人数が少なく相手が同じ職場で働いており、少ない金額を「取り合う」場合は、足の引っ張り合いになってしまう恐れがあるのです。
  

 やはり「取り合い」のイメージをなくすような仕組みに工夫することが必要です。