2022/03/28 00:00

 基本的な考え方について、昔ながらの世間一般の古い考え方の人事考課と当社の人事考課を比較して整理しておきたいと思います。


 まず、人事考課の目的ですが、昔の人事考課は「差をつけて選別しよう」という考えです。誰の賞与を多くして、誰を少なくするか、社員同士差をつけるのが目的でした。
今(当社)の人事考課は違います。今(当社)の人事考課の考え方は「差をなくして、みんなを伸ばそう」という考えです。
私たちは社内の人と競争しているわけではありません。社外の人と競争しているのです。ですから、私たち全員がレベルアップすることが望ましいのです。

 また、昔は明確な評価基準がありませんでした。基準がないのにどうやって評価したかと言いますと、相対評価という方法で行いました。これは社員同士比較するという方法です。これですと「差」はつきますが、チームワークは形成されにくくなります。
今(当社)は、基準を決めて絶対評価という方法で行います。これですとお互いに協力して基準をクリアした方がよいということで、チームワークも形成されやすくなります。

昔はこの様な人事考課の研修をあまりしませんでした。ですから、個人の判断でバラバラになってしまいました。しかし今(当社)は違います。今(当社)はしっかりと勉強してルール・基準に基づいて行います。

 

昔は基準がなくて、個人がバラバラにつけるわけですから、当然結果は間違っています。間違っていますから部下は納得しません。納得しませんから不信感が強まります。そして、やる気も出てこないということになってしまいました。
 

しかし、今(当社)は違います。基準を決めて、勉強して人が行いますから、部下も納得します。納得すれば、信頼関係も強くなり、やる気も出てきます。
 

やはり、人事考課は納得性が大事です。納得性を高めるためには評価結果を本人にフィードバックすることが必要です。